就活で活動の結果や実績いらない?
就活の科学
はじめに
よく就活生の面接をしていると、
- アルバイトで売上120%にしました
- サークルの大会で優勝しました
- ゼミのコンペで○○賞をいただきました
と言ってくる方がとても多いです。
ただ、面接官としては、結果だけでは判断しません。
なぜなら、その結果がどれくらい難易度なのか
面接官にはわからないからです。
では、面接官は面接やESにおいて
何に気をつけているのでしょうか?
今回は、人事の視点からガクチカ
について書いていきます。
この記事を読んでいただくと、
- 面接官視点での就活の捉え方
- ガクチカの伝え方
をご理解いただけると思います。
ストーリー重視
物事に起承転結があるように、仕事にも
きっかけ→行動→結果→学んだことがあります。
とくにきっかけと学んだことは重点的に聞きます。
- なぜそれを頑張ろうと思ったのか?
- その経験を経て自分はどのくらい変わったか?
面接官は、就活生の将来性を見ているので、
ガクチカを作る際にこれらを考えることは大切です。
就活生の皆さんは、
行動したことや結果に目が行きがちですが、
人事としてはこれらに着目してしまうと、
- 先輩や上司の指示で動いたのではないか
- その結果は本当に難しいことなのか
これらが評価をする際にわかりません。
ですので、行動した結果と学んだことは大事です。
面接官から印象が良い伝え方
『STARで語りなさい』
と、私は新卒や中途の方によくお伝えします。
STARというのは、
Google社やAmazon社が面接で採用しているもので、
自分の実績を
①Situation(状況)
②Task(課題)
③Action(行動)
④Results(結果)
という構成で回答する手法です。
これにプラスしてSelf reflection(振り返り)を
面接官に伝えると面接官からすると好印象です。
ではそれぞれ説明します。
Situation(状況)
自分が置かれていた状況について説明します。
- いつその状況に直面したのか?
- どのくらいの人数が関わっていたのか?
- 自身の役割は何だったか?
- その状況がどうやって生じたのか?
Task(課題)
その状況で、自分が抱えていた課題を説明します。
- その状況における関係者の課題は何だったのか?
- その中で自分の課題は何だったのか?
Action(行動)
その課題に対して自分が取った行動を説明します。
ここでは、チームが取った行動ではなく、
自分がその課題に対して取った行動を説明します。
- なぜその行動を取ったのか?
- どんな仮説・データを用いたのか?
- 自分のスキルや強みをどの様に活かしたのか?
Result(結果)
自分が取った行動の結果を説明します。
自分の行動によってもたらされた結果を
数値やデータを交えて説明しましょう。
- 自分の仮説どおりの結果が出たか?
- その結果の理由は?
Self-Reflection(振り返り)
結果を振り返り、学んだことや成長を説明します。
- 経験の前後にどんなことが変わったのか?
- その結果からどんな学びがあったか?
ガクチカはこれらに分けて整理して考えると、
面接官としては評価しやすいです。
さいごに
これからどんどん就活の記事を書いていきますので、
「いいね」と思った方は、
ブックマーク登録や他の記事を読んでいただけると
幸いです。
読んでいただきありがとうございました!