【職業研究】コンサルタントとは
人気のコンサルタント職
はじめに
いったんコンサル!
明確にやりたいことはないが、
だったら幅広業界で多様な仕事を手掛ける
コンサル会社に行けば潰しが聞くでは?
と考える就活生が多いようです。
採用時期や選考スピードの早さやイメージの良さも
人気の拍車をかけている要因に感じます。
そんなコンサル業界は、
大きく3つに分かれていることをご存じでしょうか?
今回は、コンサルタントについて
書いていきたいと思います。
この記事を読んでいただけると、
- コンサル業界の取り巻く変化
- コンサルタントの種類・仕事
を理解していただけると思います。
コンサルを取り巻く5つの変化
ここ5年のコンサル会社の変化は、
DXなどといったデジタル案件の激増です。
アクセンチュアの江川昌史社長によると、
デジタルを本気でやろうとすると、
30種類くらいのスキルと能力がいる
と言っております。
それゆえ、総合系のコンサル会社は、
データサイエンティスト、UXデザイナー、AIエンジニア
など新種のプロフェッショナルを大量に揃えています。
また、デジタルのコンサルティングは、
経験をすれば知見が溜まるので、先行優位に働きます。
そうすれば、課題解決の効率化が進み、
クライアントへの請求額を押さえられるようになり、
結果的に、顧客満足に繋がります。
コンサル業界は、大競争時代に入っているのです。
以下、コンサルの5つの変化になります。
コンサル業界志望者は、業界研究に役立つと思います。
①デジタル案件の増加
2015年、売上のうちデジタル案件は5%だったのが、
2020年には70%以上にまで増えています。
AIやSaaS、などの案件が増えています。
②広告領域に進出
デジタル案件でも、デジタルマーケティング領域は、
電通や博報堂などの広告会社と競合しております。
さらに、デザイン系会社を買収して広告領域に
進出している企業も多くなっております。
③顧客の変化
データの普及によりコンサルの効果が
検証しやすくなった一方で、
明確な成果を求める厳しい顧客が増えています。
④プロが多様化
多様なデジタル案件ニーズが増えたことで、
それができるプロを囲い込む必要が出てきました。
データサイエンティスト、UXデザイナーなど、
コンサル以外のプロを採用する動きが多いです。
⑤「高給派遣」型コンサル
クライアント先に常駐するコンサルを大量に派遣し、
タイムチャージを稼ぐコンサル会社も増えてきました。
コンサルタントの種類
コンサルタントは、大きく3つに分かれます。
それぞれ説明していきます。
①経営コンサルタント
クライアントの問題と課題を発見し、
その解決策を出して実行する仕事です。
問題とは、ありたい姿と現状のギャップ。
課題とは問題が発生する根本的な要因。
経営コンサルは起きている問題の定義をしっかりと
理解、分析し、課題を特定して打ち手を講じます。
課題発表1回目の会議で、適切な診断をしないと、
プロジェクトは炎上して取り返しがつかなくなります。
デジタル案件の増加により、
問題解決力以外にもデジタルの知見が求められます。
企業例
②ITコンサルタント
デジタルを駆使し、クライアントの課題を解決します。
デジタル案件の増加により、
ITコンサルが変革請負の主役に躍り出ました。
2,3か月単位で戦略が変わる時代、
ITコンサルもスピードが求められ、その人数は激増。
仕事は経営課題の発見~アプリ開発まで多岐にわたり、
デザイナーなど異業種とのコラボも増加中。
DXは元より、
デジタル庁の支援から地方創生まで仕事は多様です。
企業例
- 戦略系:
マッキンゼー・デジタル、デジタルBCGなど - 総合系:
アクセンチュア、デロイト、PwC、EY、KPMGなど - 総研系:
野村総研、大和総研、日本総研など - IT専業系:
NTTデータ、NTTコミュニケーションズなど - Sler系:
日立製作所、マイクロソフト、IBM、富士通など
③人事コンサルタント
ヒト・モノ・カネという経営資源のうち
ヒトの価値が高まる中、
組織体制を整え、従業員の力を最大限に発揮する
手段を講じる人事コンサルの存在感は高まっています。
近年では、大手企業が国際競争力を高めるために、
メンバーシップ型からジョブ型への転換を急いでおり、
それに伴って、コーポレートガバナンスの観点から
社長人事の選定プロセスを透明化をしたり、
次期社長候補のサクセッションプラン
などを始めたりしています。
人事コンサルはそれらの支援で引っ張りだこです。
企業例
さいごに
これからどんどん就活の記事を書いていきますので、
「いいね」と思った方は、
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幸いです。
読んでいただきありがとうございました!