【職業研究】商社パーソンの仕事とは
不動の人気総合商社
はじめに
商社はモノやサービスの買い売りを行う
トレーディングのビジネスが陰りを見せた1990年代、
しきりと「不要論」が囁かれました。
しかし、2000年代には資源投資に舵を切り、現在は
事業投資会社へとしなやかに姿を変えてきました。
キーワードは「脱資源」です。
総合商社は、就活でとても人気の高い業界です。
今回は、商社パーソンについて
書いていきたいと思います。
この記事を読んでいただくと、
- 商社パーソンの仕事内容
- この仕事で必要あるいは修得できるスキル
- 転職後のキャリアパス
を理解していただけると思います。
商社パーソンの仕事
この章では、どんな仕事なのか説明します。
業務内容
かつては、トレーディング、今では事業投資が
収益の柱となっている商社。
守備範囲は、資源、医療、小売、流通など幅広く、
事業内容も多岐にわたり、活躍の舞台は世界です。
共通するのは、社会課題を解決する仕事ですが、
最近は潜在的な社会課題を発見して課題形成をする
仕事も増えているようです。
買収した企業の事業を長期的に収益化させるなど、
実際に事業に関わることも多く、
「正解を知っている」だけではなく、
「正解にする」ところまでが求められる仕事です。
ジョブスクリプション
- トレーディングから事業投資まで、幅広い事業領域
- 投資した企業の事業にも長期的に携わっていく
- 新しい技術を海外から取り入れ会社を新たにつくる
- 構想力と実行力が求められる
- 近年はコンビニエンスストア事業も堅調
- 英語とデジタルは基礎素養
- DX人材やコンサル人材も取り込み人材が多様
入社1~3年目の仕事
多くの事業、多くの職種を抱える総合商社では、
最初にやる仕事も典型的なパターンでないのが答え。
営業職から金融系の数字を扱う仕事、
資源系の大きな事業から消費者系の時間軸の短い事業
まで得られる経験は全く違います。
たとえば、トレーディング領域では、
金属資源を扱う部署に配属されれば、
最初はマーケットを知ることから仕事が始まります。
扱う資源の値動きをチェックしながら、
米中貿易戦争の中で、どのように値段が動くのかなど
関係するニュースを徹底的に収集していきます。
そうする中で商品に対する肌感覚が身についてきます。
つまり、商社の最初の仕事とは、
配属された領域の基礎を、自ら手を動かして
徹底的に学ぶことだと言えます。
情報分析から企画立案、事業運営まで、
いい意味で仕事が分化されていない点が、
商社パーソンの特徴であり、醍醐味です。
スキル&モチベーション
採用時に必要なスキル
スキルセット
構想力と実行力
マインドセット
変化を楽しみ挑戦できる
入社時に修得できるスキル
多くのプレイヤーとともに一つの事業を回していく中で
プロジェクトマネジメント能力が身につきます。
これは他の業界でも応用が可能です。
自ら買収した企業の事業経営にあたる機会もあるため、
経営力も身につけることが可能です。
近年の特徴は潜在的な課題を掘り起こして事業にする
課題形成力も得られます。
様々な現場の人の声を聞き、
課題を発見する能力が鍛えらます。
やりがいと苦痛
【やりがい】
- 新しいモノが世の中に生み出されるとき
- 事業主体者として組織を動かすとき
【苦痛】
- 永遠に続く板挟み
- どうしても落としどころが見つからないとき
転職後のキャリアパス
商社パーソン後のキャリアは大きく3つに分かれます。
さいごに
これからどんどん就活の記事を書いていきますので、
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幸いです。
読んでいただきありがとうございました!